天邪鬼 [むかし話]
---Yahoo!ブログ サービス終了に伴うブログ引っ越し(過去記事)
提供された移行ツールも他の方法も考慮したが、約2年間で60個程度の記事。
手作業の覚悟を決めて、タイトルも改め見直しつつ “せっせっ”と…
Yahoo!ブログ「オラとら(オイラはトラになる)」2017/8/4・8/7の2記事アレンジ。
タイトルは“天”の字の繋がりを意識しています。
「癒しとネタを仕入れに、また高知に行って来たぞ」
先週末(当時の)、その日飲んだ日本酒“自由は土佐の山間より”(司牡丹酒造)と土佐打刃物流通センター(くじらナイフ購入)のパンフレット。
パンフには“頭は切れるし、刃物も切れる。切っても切れない人間関係”
「う~ん。酔えるね」とお父さん。
「オイラの土産は?」
「こいつだよ」
オイラは、
喜んでいるオイラを斜めに見ながら「“へそ曲がり”って、前々回(当時)(前回)の記事の態度からして、お前のことだよな」確信ありげにお父さんが口にした。
「アンタのことでしょ」オイラは反論した。「文責ってものがあるでしょ」
「分析?」(分析・解析は仕事にしているけど)とお父さんはとぼけている。
少し見上げるように「俺はね。幼い頃いつも祖母から“あまんじゃく(天邪鬼)だね”と褒められていたんだよ」
「それ、褒められたの?」
「そうだよ。婆ちゃんは優しく微笑みながら“カミナリ様の鬼からへそを隠さなくても大丈夫ね”って」“ムフフ”と、ほくそ笑むように続けた。
「それって“素直な良い子ね”の意味だろう?」
オイラは叫んだ。
お父さんは聞こえなかったように呟いた。
「あの雲の上に婆ちゃんも鬼も居たらいいのに」
オイラは“鬼辛”(無手無冠)を呑もうと促した。「さっさと開けよう」
「つまみは、娘が買ってくれた。食べなくたって美味いに決まっている。勿体ない!!」
と、お父さん。